さくら美容クリニック院長の棒谷です。
今回も再発の手術です。
切開しアポクリン腺層を露出
瘢痕ごとアポクリン腺を除去
そして細かくアンカー縫合
以前の手術の範囲より広範囲の手術になっています。
この写真の左部分を拡大すると吸引法の切開跡があります。
わかりにくいと思うので切開跡に赤線を引くと
手術前のワキでは
わかりにくいので吸引法の切開跡に赤線を引くと
何を言おうとしているのかというと
吸引法の傷跡より外側までアポクリン腺が存在し除去したためアンカー縫合も傷跡より外側までかかっているのです。
吸引法では傷口より内側しかアポクリン腺を除去しようとしていません。傷口より外側のアポクリン腺は吸引法では全く処置できていないことになります。
目でアポクリン腺を確認しない方法では常にこうしたことが起こります。
ただこの方は剪除法も受けておられるにもかかわらず取りきれていないのです。
目でアポクリン腺を確認し時間がかかってもきちんと除去する丁寧な直視下剪除法がもっとも確実なワキガ手術です。